「電子書籍を出版してみたいけど、何から手をつければいいか分からない…」
「いいアイデアが思い浮かばない…」
――と悩んでいませんか?
ChatGPTを使えば、アイデア出しから章立て、本文の下書き、表現のリライトまで効率よく行えます。
この記事では、生成AIを利用し、初心者でも無理なく原稿を作る手順をわかりやすく解説します。
具体的なプロンプト例も入ってしますので、ぜひ参考にしてみてください!
出版までの流れ
まず、Kindle本を出版するざっくりとした流れはこのような感じ。
| 手順 | 概要 | 使用ツール例 |
|---|---|---|
| ① 原稿作成 | 本文を執筆・校正 | Word、Googleドキュメントなど |
| ② フォーマット整形 | Kindle対応形式に変換 | Kindle Create、Calibreなど |
| ③ 表紙作成 | 仕様に沿ったデザインを作成 | Canva、KDP Cover Creatorなど |
| ④ アカウント登録 | 支払・税情報を設定 | KDP公式サイト |
| ⑤ アップロード | 原稿と表紙を登録・確認 | KDPプレビューア |
| ⑥ 情報入力 | タイトル・説明・価格設定 | KDP管理画面 |
| ⑦ 出版申請 | 審査後に販売開始 | ― |
本記事では「①原稿作成」をChatGPTで行う方法を説明します。
Kindleの出版までの流れについては、詳しくはこちらの記事で解説しています。
「Kindle本を出版する具体的な流れ【初心者OK】(記事執筆中)」
企画を決める(ターゲットとテーマ)
まず考えなければならないのは「何を書きたいか?」です。
「誰に」「何を届けたいか」を明確に決めましょう。
たとえば「初心者向けの副業アイデア」を題材としたものなら
- 読者:副業を始めたい会社員、主婦など
- 目的:ノウハウ提供、成功事例、テンプレ配布
のように、ターゲットとテーマを決めます。
章立てとアウトライン作成
タイトル・章立てをつくる
自分で本のタイトルや章の組み立てを決められるのであれば、それを文章に起こします。
具体的な内容が決まっていない場合は、ChatGPTに「読者像」と「本のゴール」を伝え
魅力的なタイトル案や章立て案を出してもらいましょう。
プロンプト例:
あなたはベストセラー作家です。
「副業で月5万円を稼ぐ方法」をテーマに書籍を執筆します。
読者は会社員や主婦の副業初心者です。
目次(H2/H3)を10章程度で提案してください。
テーマも迷っている場合は、それもChatGPTに相談するのも手です。
アウトラインをつくる
次に目次をベースに、各章のアウトライン(見出し・要点)を作ります。
「一章=一トピック」で作り、ChatGPTに各見出しごとの要点を箇条書きで作らせると効率的です。
プロンプト例:
以下の章について、見出し3つとそれぞれの要点(各40〜80字)を出してください。
「第2章 副業ジャンルの選び方」
本文の下書きを作る
要点ができたら、本文の下書きをChatGPTに作らせます。
ただし「生成→そのまま使う」は危険。AIの出力はたたき台と考え、確認を必ず行いましょう。
※次の章で詳しく説明します。
プロンプト例:
あなたはプロのライターです。
以下の見出しに対し、初心者向けに700字程度で下書きを作ってください。
専門用語は避け、わかりやすい表現で説明してください。
・文体はです・ます調で統一
・データを用いる場合は情報源を明示すること
<見出しを貼る>
ハルシネーション対策(事実チェック)
ChatGPTは「もっともらしい」けれど誤った情報を出すことがあります(ハルシネーション)。
数値や根拠が必要な部分は必ず一次情報(公的統計や公式サイト)で確認します。
医学・法律・税金などは特に注意。出典を明記できる箇所は注記しておきましょう。
確認するポイント:
- 事実確認(データ・年号・固有名詞)
- 自分の経験や事例を付け足す
- 文体の統一・校正
校正をする場合には、一度ChatGPT自身にチェックしてもらうと精度があがります。
プロンプト例:
以下の原稿について
・事実と異なる記載がないか、根拠と出典を明示してレビューしてください。
・表記揺れや文体が統一されているか、誤りがある場合は指摘してください。
・誤字脱字、日本語が不自然なところがあれば指摘してください。
<文章を貼る>
出版前の最終チェック
- 校正(誤字脱字・日本語の自然さ)
- 目次リンクの確認(ジャンプ先が正しいか)
- 表紙と本文のバランス(サムネで見栄えするか)
- AI生成部分に「編集者の手入れ」を入れたか
などの項目を確認していきます。
最終的な確認は必ず自分で行いましょう!
生成AIを利用するときの注意
Kindle出版をするときは、AI生成コンテンツの扱いに注意してください。
Amazonが提供するKindle出版プラットフォーム「Kindle Direct Publishing(KDP)」では
AI生成の有無についての申告を求めるガイドラインを公表しています。
ガイドラインの指示に従い申告を行いましょう。
まとめ
- ターゲットとテーマを決める
- 章立てとアウトラインを作り、要点を整理
- 本文を作成し、ChatGPTに内容を一次チェックしてもらう
- 最終チェックは必ず人間が行う
- 生成AIを利用するときはガイドラインに従い申告する
ChatGPTを利用して執筆を行うと大幅に時間コストが軽減できます。
ぜひ活用してみてください。
次に読む記事はこちら:
「Kindle本を出版する具体的な流れ【初心者OK】(記事執筆中)」


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